Rey-Osterriethの複雑図形(ROCF:Rey-Osterrieth Complex Figure)
Reyによって考案され(*)、Osterriethが発展させた(*)視覚認知課題。
・被験者に複雑図形を提示して模写させる。直後再生課題と遅延再生課題を施行する(模写の時には記憶検査であることを伝えない)。
・知覚、記憶、構成能力、遂行機能などを評価することができる。
・ユニットごとに、形・位置ともに正確であれば2点、形は正しいが位置が違うなら1点、位置は正しいが、形態はやや崩れている場合は1点、不完全な形で位置も間違っていたら0点、形がわからないもしくは描かれていない場合は0点。最高点は36点となる。
・57歳~65歳の健常者のデータでは、模写課題は32.5±4.7、3分後遅延再生は14.45±5.3とのこと。