セラピスト・フォーカシング
読了。
吉良安之 『セラピスト・フォーカシング:臨床体験を吟味し心理療法に活かす』
吉良安之 『セラピスト・フォーカシング:臨床体験を吟味し心理療法に活かす』
“セラピスト・フォーカシングは,「からだの感じ」を手掛かりにして心理療法の場で生じていることを振り返ることにより,セラピストが自分自身の体験していることを分化して捉え,整理するための時間である。それは自分自身の心を大切に扱い,ケアする時間になるとともに,そのような内的作業を通じて,自己理解やクライエント理解を深める機会が得られる。さらにそれをもとにして,心理療法の今後の進め方について考えていく場でもある”スーパーヴィジョンや通常の事例検討会が「鳥の目」で俯瞰することを目的としているのだとすれば、セラピスト・フォーカシングは「虫の目」「魚の目」ということになる、のかな。「目」じゃなくて触覚の比喩の方が近いか。